気候変動への取り組み

環境取り組み方針(2024年度~2026年度)及び取り組み
実績

環境取り組み方針を3年ごとに更新し、それぞれの項目に対して、毎年目標値と実績をチェックします。
同時にSDGs17のゴールのどの項目と関連付いた活動か可視化させ、環境経営のPDCAサイクルを回しています。

事業活動(Scope 1, 2)

事項 取り組み方針 過去の取り組み実績 SDGs関連項目
業務
  • 業務効率向上(開発、生産、販売、事務 すべての業務)
  • 省エネ活動
  • DX推進
  • 環境意識の向上(カーボンニュートラル)
  • 待機電力の削減
  • コンプレッサー運用見直し
  • 廃棄物のリサイクル
  • 紙コップの廃止、ペーパーレス推進
  • FSC認証紙の使用
  • 各工場での環境美化活動
  • SDGs関連特許件数の把握
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
設備
  • 再生エネルギー設備導入
  • 再生可能エネルギーの活用
  • LED照明への更新
  • 高効率設備への更新(空調設備)
  • 再生可能エネルギー設備の導入
  • 地熱を利用した空調(クールヒートチューブ)を導入した豊田事業所部品加工工場
  •   
  • 窓ガラス用遮熱/断熱フィルムの導入

社会への取り組み(Scope 3)

事項 取り組み方針 過去の取り組み実績 SDGs関連項目
開発(製品)
  • LCA(ライフサイクルアセスメント)

    環境配慮製品、環境貢献製品の開発
    製品ライフサイクル(全工程)での環境負荷低減

  • 環境配慮製品の開発
  • 環境貢献製品の開発
8 働きがいも 経済成長も
	9 産業と技術革新の基盤を作ろう
11 住み続けられるまちづくりを
	12 つくる責任 つかう責任
調達
  • 納入部材に対する、CO2排出量の見える化と削減
  • 通い箱の活用推進
  • リユース可能なスチール製梱包資材の採用
  • 梱包材の減量(緩衝材材質変更)
  • フレキソインク使用業者の採用
  • 「ホワイト物流」推進運動への賛同を表明
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を

インターナルカーボンプライシング(ICP)

2025年度より「インターナルカーボンプライシング(ICP)」制度を導入しています。
CO2排出に対してICP(7,000円/t-CO2)を設定し、設備投資評価やCO2排出削減施策の意思決定に反映させています。初年度は一部の部署での設備投資案件を対象にスモールスタートし、今後はグループ全体での仕組みへ拡張する計画です。
光熱費などの直接的なコストだけでなく、将来的に発生する可能性のあるCO2排出に伴うコストもあわせて考えることで、より現実的で納得感のある投資判断ができるようになります。これにより、脱炭素への取り組みが一層進むと考えています。

再生可能エネルギー

太陽光発電システムの設置

グリーンエネルギー社会構築に向けた創エネ(太陽光発電)&蓄エネ(蓄電池)&省エネ(見える化)による循環型スマートファクトリーの実現。①つくる”創エネ”、②ためる”蓄エネ”、③みえる”省エネ”の3要素を循環させ、自然の恵みを最大活用しエネルギー利用の幅を広げる、使用電力の管理・データ化(見える化)の図解。
FUJI豊田事業所部品加工工場

FUJI豊田事業所部品加工工場、エデックリンセイシステムとファスフォードテクノロジに加え2024年9月からFUJI岡崎工場の一部の建屋で太陽光発電システムの運用を開始しました。年間発電量は1,594千Kwhで、年間約670tのCO2の排出削減をすることが出来ます。

再生可能エネルギーの利用

株式会社FUJIの「CO2フリー電気購入契約証明書」と、FASFORD TECHNOLOGYの「山梨県産CO2フリー電気使用中」ステッカーおよび塩川発電所(塩川ダム)が描かれた、やまなしパワー NEXT「ふるさと水力プラン」の案内画像。中部電力ミライズとTEPCO(東京電力エナジーパートナー)のロゴが含まれる。

FUJIグループはCO2フリー電力の購入割合を段階的に引き上げ、CO2排出量を削減しております。
アドテック富士では2023年7月より購入する電力すべてをCO2フリーとし、ファスフォードテクノロジは2022年10月より山梨県企業局の水力発電所で発電された電力に電源を限定する「ふるさと水力プラン」を利用することで、電力使用に伴うCO2排出量はゼロです。

CO2排出量および売上高原単位

2020年度から2024年度(連結)における、scope1、scope2(t-CO₂)の排出量と、単体売上高原単位、連結売上高原単位(t-CO₂/億円)の推移を示す複合グラフ。

社員の省エネ活動はもとより、省エネ設備の導入、CO2フリー電力の購入、室温管理等によりCO2排出量の削減に努めています。

目標

2030年度におけるScope1+2の排出量を5,476[t-CO2]とする

再生可能エネルギー等の導入量

自社太陽光発電(濃い青)とCO2フリー電力の購入(薄い青)の2021年度から2024年度の推移グラフ。単位は千kWh。合計値は2021年度733、2022年度3,115、2023年度5,523、2024年度7,830と増加。内訳として2024年度は自社発電1,303、購入6,527となっています。

導入した太陽光発電システムの運用及びCO2フリー電力の購入により、CO2フリーの割合を段階的に引き上げております。

目標

2025年度の本社電力使用における再生可能エネルギーの割合を100%とする

環境配慮製品の開発

電子部品実装ロボット「NXTR」

電子部品実装ロボット「NXTR」の実装スピードの向上により使用電力の削減を進めます。また、製品ライフサイクルでの負荷低減のため、使用材料の軽量化、リサイクル化、電子部品実装時における消耗品の削減やエアー消費量の抑制に取り組んでいます。NXTRは1時間あたり120,000点装着する能力があります。

電子部品10,000点装着当たりの消費電力(kWh)の推移と目標。2021年度の0.24から2024年度の0.17まで着実に減少。今後の目標値として2025年度(目標)0.16、2030年度(目標)0.13を掲げ、製品の使用段階におけるエネルギー効率の向上と低減計画を示している。

正面2スピンドル旋盤「CSD300 II」

正面2スピンドル旋盤「CSD300 II」を始めとする製品の消費電力削減を進めています。無駄削減(油圧待機制御、省エアー)や熱変位補正による暖機時間短縮、見える化(省エネ画面)などに取り組んでいます。

CSD300Ⅱ/1台の年間消費電力(kWh)の推移を示す棒グラフ。各年度の数値は、2021年度8,789、2022年度7,482、2023年度6,864、2024年度6,864、2025年度(目標)6,768、2030年度(目標)5,713。

環境貢献製品の開発

パブリックストッカシステム「Quist」

パブリックストッカシステム「Quist」は宅配ロッカーとしてラストワンマイル問題の解決、配達場所の集約を可能とした製品です。
ラストワンマイル問題とは、物流において商品を顧客の手元(最終目的地)まで届ける最後の区間で、非効率やコスト増が発生しやすい課題を指します。
配達場所の集約により下記問題を解決しCO2排出量削減に貢献します。

  • 個別配送の増加による走行車両の増加
  • 再配達の発生
  • 都市部渋滞悪化によるアイドリングや低速走行

廃棄物選別ロボット「R-PLUS」

廃棄物選別ロボット「R-PLUS」は、産業廃棄物をリサイクルするための手作業による選別工程をAIによる検出技術およびピッキングハンドにより自動化する装置です。廃棄物選別の自動化を通じて、リサイクル効率の向上と安定化に貢献します。

「バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」参加後の活動

令和5年度(2023年度)に環境省が実施した、複数企業が連携して脱炭素経営を推進する取り組みを支援し、バリューチェーン全体での排出量削減に向けた先進的なモデル事例を創出することを目的とした事業に、カーボンニュートラル達成に向けサプライヤー3社、海外で製造を行っているグループ会社1社とともに本事業に参加しました。
行政機関、メーカー団体様から本事業で得られた知識とサプライヤー支援方法について関心が寄せられ、セミナー等で活動の輪を広げる事が出来ました。
今後もより多くのサプライヤーへ展開し、バリューチェ―ン全体としてのCO2排出量削減に取り組み、FUJIグループ環境長期目標の早期実現に努めます。

取り組み内容
  • カーボンニュートラルに向けた従業員の意識醸成と部門毎の方針への落とし込み
  • 環境教育(新任管理者、新入社員)
  • サプライチェーン向けカーボンニュートラル勉強会
  • サプライヤー、グループ会社と協力し1次データ算定
  • 岐阜県 温室効果ガス排出量削減業種別実務セミナー登壇
  • 環境省主催Green Value Chain促進ネットワーク向けセミナー登壇
  • 一般社団法人日本電機工業会(JEMA)「GHG排出量削減に係る政策動向および削減事例に関するセミナー」登壇
  • Green Value Chain促進ネットワークの目標設定会員に登録(環境省・経済産業省・農林水産省の共同運営)
執行役員向けカーボンニュートラル説明会
環境省、サプライヤ代表企業との打ち合わせ
岐阜県
温室効果ガス排出量削減業種別実務セミナー

サプライヤーとの協働

2021年度に、FUJI単体事業全体におけるCO2などの温室効果ガス排出状況を分析した結果、原材料の調達や物流などサプライチェーンに起因する排出が全体の約60%を占めていることが分かりました。環境中長期目標である「サプライチェーンでのCO2排出量を2030年度30%削減(2021年度比)」を達成するためには、自社での省エネや再エネ導入に加え、サプライヤー連携による排出削減が非常に重要であり、その意識づけのための取り組みを進めています。具体的には、サプライヤー従業員の意識醸成からはじめるために動画を提供しています。

また、環境省のモデル事業へのサプライヤー代表企業との参加や当社主催のカーボンニュートラルに関する勉強会の実施によりお互いの理解を深めています。またサプライチェーン排出量算定において、仕入金額に対し業種別に定められたCO2排出の原単位を掛け算することでCO2排出を見積もる簡易方法から、サプライヤーでのエネルギー使用量(Scope1・2)から算定する1次データの活用も進めています。

勉強会実施状況
日付 内容 参加社数(社) 参加人数(名)
2023年
1月
カーボンニュートラル説明会 13 50
2023年
4月
カーボンニュートラル説明会
金融機関による補助金説明会
17 37
2024年
3月
環境省「バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」報告会 129 147

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挑戦が未来を動かす。
進化を止めないDNA。
人と技術が紡ぐストーリー。